2024年1月1日に起きた能登地震につきまして、現況や考えについて綴らせていただきます。
まず、この度の地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
私自身、能登や県西部に沢山のお世話になった方がおり、連絡を取るたびになんとお声掛けして良いのかと言葉に詰まります。
まだ難しいかもしれませんが、一刻も早く皆様の心身が休まりますよう祈っております。
震災被害について
地震が起きた直後はお客様スタッフ全員と避難いたしましたが、お庭の灯篭が倒れたのみでそれ以外の被害はなく、当日もそのまま営業を続けさせていただきました。
現在も通常営業をしており、キャンセルはあったものの有難いことに毎日お客様におもてなしをさせていただいております。深く感謝申し上げます。
キャンセルに関しまして、ご丁寧にメールやDMで「ごめんなさい、キャンセルします。」とお声掛けしてくださるお客様も少なくありません。
キャンセルひとつにお気遣いいただけますこと、感謝いたします。
ですが、どうかご旅行に不安があれば気兼ねなくキャンセルなさってください。
(もちろん、お客様にお越しいただければ嬉しい限りです!)
もしも「日を変えて近いうちに行くよ!」というお客様がいらっしゃれば、お得な宿泊券も前売りしておりますのでご検討いただけますと助かります。
被災地支援の考え方につきまして
震災の2日後に、軽率にも物資を持って被災地へ伺ってしまいました。
「緊急車両の妨げにならぬよう注意して…」と思っておりましたが、現地の緊急車両や災害支援車の数、公的支援の物資量を目の当たりにし「私なんかが来るんじゃなかった」と本当に後悔し反省しております。
富山に戻ってから今後できることについて、県公式義援金口座への募金の他に何かないかと色々と考えましたところ、
今後長期的に被災地へ支援を行っていくには
「今、目の前にあることを精一杯頑張る」という結果に行き着きました。
私共のような中小企業が継続的な支援を行うためには、まず自分たちがしっかりと地に足をつけて企業活動をしていくことが必要だと考えております。
その為にも、いつも通りおもてなしに専念し、旅館での日常もどんどん発信していきたいと思います。
能登へ伺った際、私の友人や知人は被災しひどい状況だったにも関わらず、炊き出しや消防のお手伝いなどの支援に奔走していました。その姿に並々ならぬ勇気をいただきました。
私共も精いっぱい努めて参ります。
【追記】
2024/1/14 企業全体としての危機管理意識の向上のため、本日スタッフ全員で
〇津波を想定した避難路の再確認
〇よりスムーズに避難誘導を行えるよう、避難路の設備備品のレイアウト変更
を行いました。
今後も定期的に、避難訓練(火事/地震/津波)を企業独自で実施し、避難誘導、お客様のケアへの精度を高めて参りたいと思います。
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