年越し営業を通じて思い巡らせたこと【若女将日記】

お知らせ

皆様、明けましておめでとうございます。昨年中は当館をご愛顧いただき誠にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【怒涛の年末年始とスタッフさんへの感謝】

今回の2025年の年末から2026年の年始は12月26日から1月6日午前までの通し営業でした。
なんと11.5連勤…家族だけでなく、スタッフさんたちもほぼ同じ状況でした。
疲れも溜まってきっとヒューマンエラーも起こるかもしれないと想定しておりましたが、みんなそれぞれの役割を全うしてくれました。
大変だったのに、よくぞ乗り越えてくれたなと思います。

30日辺りから「あれ、年末年始ってこんなに忙しかったっけ…」と、毎年経験している忙しさのはずなのに、毎年なかなか慣れません。
ヒェーーーー!!!!!と思いながらも、スタッフみんなのお陰で年内に絶対しておきたかったことなどは全てクリアでき、現場でのお客様対応に集中する事ができました。

【2025年の気づき。考える視点が「もの」から「こと」へ】

お花生けや掃除、その他のデスクワークなどもそうですが、新しい年を迎える前に、2025年に経験したことや自分の考えをしっかりと整理しておきたかったのです。

2025年は、多くの方に救われた年だったなと思います。
変化の激しい今の世の中で、「お客様に誠実でありたい」、「たなかやに係る全ての方たちとの絆を大切にしたい」という確固たるポリシーがありましたが、それを実現するために自分に足りないものがなんなのかを痛いほどに考えさせてもらった一年でした。

先代が百十余年歴史を紡いできてくれた当館。たなかやが大切にしている事はなんなのか。
今まで、「大切にしているもの」についてはよく考えてきましたが、「大切にしていること」つまり、先代の想いだったり価値観だったり、そういったことを深く考えていなかったなと気づきました。

社長や女将の想いも、先代の想いももっともっと深いレベルで理解して、受け継いでいかなければならないと考えるようになりました。
2026年も引き続き正解を問い続け悩みながらも、私なりに深く考え続けていくつもりです。

【チームの力、人の力】

そんな状況ではありましたが、

変わらぬ笑顔で訪れてくださるお客様、
現場を守り抜いてくれたスタッフ、
当館の進むべき道をご教示くださりお力添えをいただいた関係各所の皆様、
現場の営業環境を支えてくださるパートナー企業の皆様。

社内外を問わず多くの皆様の知恵と力をお借りする事ができ、
お陰様で多くのお客様をお迎えする事ができました。

チーム(と勝手に言って良いのかわかりませんが)の力や人の力の凄さをまざまざと見せつけられたような一年でした。皆様、ありがとうございました。

【お客様との心地よい距離感ってなんだろう】

お越しいただいたお客様からも、沢山の元気をいただきました。
実を言うと前職も旅館業に従事していたのでこの業界は11年経験しているのですが、
11年間ずーーーーーーーーーっと、お客様が心地よい距離感ってどんな感じなんだろうと模索し試行錯誤し続けてきました。最近、ここ1~2年くらいでやっと、ほんの少しだけ分かってきた気がします。

なんとなく思うのは、おもてなしは、「独りよがり」であってはならないということ。
過度な干渉はせず、お客様だけの時間を尊重する。 けれど、求められた時には真摯に、誰よりも早くお応えする。
そんな「緊張させない、さりげない配慮」こそが、本当に寛げる空間を作るのではないかなと考えるようになりました。

そして最後、お客様をお見送りする時は、「寂しいな」「帰らないでほしいな」(笑)とひっそり心の中で思うくらい、お客様のことを愛おしく感じてしまうことも多々あります。

こんな感情を経験させてくれる宿泊業って、お客様の力って偉大だなぁとしみじみ感じた年末年始でした。

【2026年の書き初め】

そして新年の書初めは、【千里】という言葉を選びました。

「名馬は一日に千里を走る」と言われますが、
どんなに遠い道のりも、確かな一歩の積み重ねがあってこそと考えております。

目先のことに捉われず、お客様との末長いご縁(千里の道)を大切にしたい。
そして、馬のように力強くこの一年を駆け抜けたいという気持ちを込めました。

頂いたご恩をしっかりとお返しできますよう、一同、2026年も誠実に、地道に、実直に。宿づくりに向き合ってまいります。


まだまだ未熟で至らない点もあるかもしれませんが、どんなことも成長の機会と捉え、全速前進で駆け抜けます!

改めまして、2026年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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