【富山湾の恵み】コラーゲンたっぷり！幻の魚「ゲンゲ」の魅力に迫る

こんにちは、富山・生地温泉たなかやです。

今回は、富山湾の豊かな自然が育んだ“幻の魚”——ゲンゲについてご紹介します。
かつては「下の下の魚」と呼ばれたゲンゲですが、今ではコラーゲン豊富な希少食材として人気が高まっています。
ぜひ最後までご覧ください！

ゲンゲとは？富山湾の深海が育む幻の魚

富山湾は、海岸から急激に水深1000メートルまで落ち込む独特な地形を持ち、日本三大深湾の一つに数えられています。
この深い海には、0度近い海洋深層水が広がり、多様な生物が生息しています。

その中でも注目されているのがゲンゲ。
水深200メートル以深に棲む細長い深海魚で、体長は20センチほど。
白く透明感のある身と、全身を覆うぷるぷるのゼラチン質が特徴です。
見た目はおたまじゃくしのようで、初めて見ると驚かれるかもしれません。

昔は、底引き網で甘エビ（ホッコクアカエビ）を漁獲する際に、ゲンゲが一緒に捕れることがありました。
しかし、グロテスクな外見と、劣化の早さから「下の下（げのげ）」と呼ばれ、ほとんど捨てられていました。

ところが、流通技術の発展とともに新鮮な状態で届けられるようになり、天ぷらや唐揚げなどで提供されるようになったことで、
ゲンゲの持つ繊細な味わいとふんわりした食感が注目されるように。
今では「幻魚（げんげ）」とも表記され、めったに出会えない貴重な魚として人気を集めています。

ゲンゲという名前は、諸説ありますが、
かつて「下の下（げのげ）」と呼ばれていた言葉が縮まり、「ゲンゲ」となったとも言われています。
また一説では、深海の静かな世界を漂う様子が、古語の「幻（げん）」に由来しているとも考えられています。
どちらにしても、“幻の魚”にふさわしい名を持つ存在ですね。

ゲンゲのゼラチン質には、豊富なコラーゲンが含まれています。
このコラーゲンは体に吸収されやすい形で存在し、美容や健康を意識する方にもおすすめです。

実際に、富山県ではゲンゲから作られた栄養補助食品やサプリメントも開発され、全国的にも注目されています。
さらに、ゲンゲのコラーゲンを利用したせんべいや加工食品も登場し、今後さらに用途が広がることが期待されています。

ゲンゲの旬は12月から2月⛄️
富山湾では9月から翌年5月ごろまで漁獲されますが、特に冬の寒い時期に食べるゲンゲは脂が乗って絶品です。

おすすめの食べ方はこちら↓

味噌汁：ゲンゲの旨味が溶け出した汁は絶品。ねぎと一緒にシンプルに味わうのがおすすめ。

唐揚げ・天ぷら：ふわっと柔らかい食感と、じゅわっと広がる旨味を楽しめます。

一夜干し：干して旨味を凝縮。軽く炙るだけでお酒のお供にぴったりです。

鍋料理：コラーゲンたっぷりの出汁が鍋全体に広がり、最後の雑炊まで楽しめます。

また、近年ではゲンゲを粉末化して加工品としても親しまれ、日常の食卓でも手軽に楽しめるようになっています。

ぷるぷるとしたコラーゲンたっぷりの身、口の中でふんわりと溶けるような食感…。
ゲンゲは、一度食べたら忘れられない、まさに“幻の魚”。

そんなゲンゲを気軽に楽しんでいただけるよう、当館では【げんげの天ぷら付プラン】をご用意しました。
地元の漁港に揚がる新鮮なげんげを、サクッと香ばしく天ぷらに仕上げ、中はフワフワの食感でお楽しみいただけます。

生地温泉たなかやでは、富山の旬の味覚を大切に、旅の記憶に残る一皿をお届けしています。
深海からの贈り物・幻の魚げんげを、この機会にぜひご賞味ください。

【生地温泉たなかや】
～ほかほかのお魚料理と霊泉で、いのちの洗濯ができる宿～

●旅館の特徴
上杉謙信ゆかりの霊泉: 上杉謙信が発見したとされる伝説の温泉で、心身を癒します。
富山湾の旬の魚料理: 地元の新鮮な魚介類を使った、職人の極上料理を堪能できます。
五千坪の庭園: 自然に囲まれた静かな宿で、喧騒を忘れてゆっくりと過ごせます。